大手メーカーを辞めて、手作業のYouTube切り抜きで年収860万になるまで
「YouTube で年収860万円って、嘘っぽく聞こえますよね。」
この数字を出すと、たいてい疑われます。でも、嘘じゃないんです。私が2025年に実際に手にした金額です。
そして、もうひとつ驚くことがあります。
私はこの年、1日30分しか働かない時期もありました。
この記事では、愛媛の大手メーカーを辞めてから、時給100円の動画編集フリーランス時代を経て、YouTube 切り抜きで年収860万円に到達するまでの流れを、正直に書いてみようと思います。
「副業で稼ぎたいけど、何から始めればいいのか分からない」「会社員を辞めてフリーで食べていけるのか不安」という方の、何かしらの気づきになれば嬉しいです。
会社を辞めた時、私は「手を動かす人」ではありませんでした
愛媛の大学を出て、同じく愛媛の大手メーカー(東証一部上場の水処理機器メーカー)に就職したのが、私のキャリアのスタートです。
3年半働いて、名古屋に異動した2ヶ月後、私は会社を辞めました。
辞めた理由は、「尊敬できない上司や同僚に囲まれて働き続けるのは無理だ」 と感じたから。名古屋で配属されたメンテナンス業務は、本社時代の生産管理とは別物で、工具を持たされても何をしていいか分からず、上司も特に教えてくれませんでした。
この時点で、私はある程度自覚していました。自分は「黙々と手を動かすタイプ」ではないということを。
時給100円で続けた、5〜6年の試行錯誤
退職後は、色々な仕事を転々としました。
- 田舎フリーランス養成講座に通って Web ライターになる(3ヶ月で月10万、PC作業が苦痛で辞める)
- 愛媛県西予市の小さなカフェで 店長を1年(3年赤字だった店をトントンまで戻す)
- 沖縄に移動して 動画編集フリーランスとして再起動
動画編集では、最初1案件3,000円の仕事を5〜6時間かけてやっていました。時給換算したら100円。2024年の年間売上は、約80万円でした。
「こんなに頑張って、月10万円しか稼げないのか」と、何度も思いました。結婚式ムービーのテンプレートをココナラで売って50万円稼いだり、最初のクライアントに40万円を未払いされて心が折れたり、浮き沈みの多い5〜6年でした。
「YouTube をやってダメなら諦めよう」と決めた日
2024年の終わり、多拠点生活をしながら時給100円の案件を追い続けている自分に、ひとつの決断をしました。
「クライアントワークはやめる。YouTube をやってみて、ダメなら副業自体を諦めよう」
当時私はタイのチェンマイに滞在していました。何をやるかリサーチしていく中で、政治切り抜きというジャンルが伸びていることを知りました。「これなら、基本的な編集スキルでもできそうだ」と思って、2025年1月に始めました。
2週間で収益化、月収75万円へ
驚いたのは、開始から2週間で収益化を達成したことです。自民党政権の動向が注目を集めていたタイミングで、波にうまく乗れました。
- 1月:開始、2週間で収益化
- 2月:約30万円
- 3月:約75万円
月収100万円が見えてきた頃、私は決定的な方針転換をしました。
「自分で手を動かすのをやめよう。編集者さんに外注しよう。」
「オーケストレーター」に回る
正直、ここからが本題です。
思い返すと、私は会社員時代の生産管理で「各所を調整する仕事」の経験がありました。カフェ店長時代には、小さな店を1人で運営した経験もある。自分の強みは、現場で手を動かすことじゃなくて、全体を設計して回すことだと、このタイミングで腹落ちしました。
編集者さんは、クラウドワークスで募集しました。最初はかなりの人数にテスト発注して、その中から「切り抜き動画の感覚が合う人」だけを残していきました。
最終的に4人のチームになりました。月額の編集コストは、合計で 10〜20万円程度です。
その体制になってからは、私の稼働はこんな感じでした。
- 朝:今日の動画の方針を決めて編集者さんに指示
- 昼:アップ前の動画を確認
- 夜:アクセス解析を軽く見て、次回の方針を微調整
1日30分です。この30分で、月75万円のチャンネルが回り続けていました。
チャンネル2本を、それぞれ200万円で売却した話
1本目の運用が安定してきたタイミングで、2本目の政治切り抜きチャンネルを立ち上げました。ノウハウはもう見えていたので、2本目の方が立ち上げが早かったです。
そして、チャンネル自体が売却できることを、この時知りました。
- 8月:1本目を約200万円で売却
- 11月:2本目を約200万円で売却
売却益の合計が400万円。これに1〜11月のアドセンス収入約400万円を足して、2025年の売上は約860万円になりました。
2024年の80万円から、10倍以上の成長です。
そして2026年、AI への本格ピボットへ
振り返ってみると、私が2025年にやったことは、人間のチームをオーケストレートするということでした。
そして今、2026年。私はその「オーケストレートする対象」を、人間から AI に切り替えている最中です。
Claude Code、Lovart、ElevenLabs、Remotion。これらは私にとって、編集者さんの代わりの新しいチームメンバーです。動画制作のほぼ全工程を AI で回せるようになり、今はブログや Threads、アフィリエイトでも同じ「AI社員」の仕組みを作ろうとしています。
これから副業を始める方に伝えたいこと
「副業で何を始めればいいか分からない」「自分にはスキルがない」と感じている方に、もし1つだけ伝えるとしたら、こう言います。
「手を動かすスキルより、仕組みを作るスキルの方が、ずっと遠くまで連れていってくれる」
時給100円の作業を100本やっても、時給100円のままです。でも、その経験を「誰かに分かりやすく発注するスキル」に変えれば、同じ時間で何倍も動かせます。
今の時代、AI がそのスピードをさらに加速させています。編集者さんを雇うよりも、AI の方がずっと安く、24時間動いてくれます。
Threads(@be_ytm_2025)でも日々の気づきを発信しているので、よければ覗いてみてください。